コラム

ハンドクリームの適量と塗るタイミング

ハンドクリームは「たくさん塗るほど良い」わけでも、「少しだけで十分」なわけでもありません。量の目安と、塗るタイミングの考え方を整理しました。

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この記事のポイント
  • まずは商品に書かれた使用量を確認し、それを基準に調整する
  • 指先や爪まわりまで届き、少し時間がたつと手になじむくらいが適量の目安
  • 手洗い・水仕事の後と寝る前は、特に塗りたいタイミング

まずは商品の使用量を確認する

ハンドクリームの適量は、商品によって違います。こっくりした固めのクリームと、みずみずしいジェルでは、同じ量でも伸び方がまったく違うためです。パッケージや説明書に「パール粒大」「さくらんぼ大」などの目安が書かれていることが多いので、まずはその量を基準にしましょう。

そのうえで、自分の手の大きさや乾燥の程度、季節に合わせて少しずつ増やしたり減らしたりするのが、ちょうど良い量を見つけるいちばんの近道です。

チューブから出す量の目安

使用量が書かれていない場合や、迷ったときの参考になるのが、塗り薬の量の目安としてよく使われる「人差し指の先から第一関節まで」という考え方です。チューブから人差し指の第一関節の長さまで出した量で、大人の手のひら2枚分くらいの面積に塗れるとされています。

ハンドクリームの場合は、手の甲と手のひら、指の1本1本、爪まわりまでなじませることを考えて、次のように調整してみてください。

タイプ量の考え方
こっくりした固めのクリームよく伸びるので少なめから。手のひらで温めてから広げる
やわらかいクリーム商品の目安量を基準に、足りなければ少し足す
ジェル・乳液タイプなじみが早いぶん、やや多めでも重くなりにくい
ワセリンなどの油分の多いものごく少量を薄く。気になる部分に重ねる使い方も

塗り方の基本は、ハンドケアのやり方で動画つきで紹介しています。

少なすぎ・塗りすぎのサイン

量が合っているかどうかは、塗った後の手の状態で判断できます。

少なすぎるときのサイン

  • 手の甲や手のひらは塗れても、指先や爪まわりまで届かない
  • 塗り広げるときに手がこすれて、引っかかる感じがある
  • 塗ってすぐに、またつっぱり感や乾燥が気になる

塗りすぎのサイン

  • しばらくたっても手がベタベタして、スマホや紙に触れにくい
  • 手のひらに白く残ったり、テカテカしたりする
  • ふき取りたくなるほど、余ったクリームがある

塗りすぎたと感じたときは、余った分を手首やひじなど乾燥しやすい場所になじませるか、ティッシュで軽く押さえましょう。強くふき取ると摩擦になるので、やさしく押さえるのがコツです。

ハンドクリームを塗りたいタイミング

手洗い・水仕事の後

手を洗ったり、洗い物をしたりした後は、手のうるおいが落ちやすいタイミングです。水気をやさしくふき取ってから、早めにハンドクリームを塗りましょう。家事の場面での工夫は水仕事・家事の手荒れ対策にまとめています。

外出前

冬の冷たい風や、夏の日差しにさらされる前に塗っておくと、手肌を守りやすくなります。日中に使うなら、なじみが早くベタつきにくいものを選ぶと、外出先でも使いやすくなります。

寝る前

寝ている間は手を使う機会が少ないため、こっくりしたクリームをいつもより多めに塗っても気になりにくい時間です。綿の手袋を組み合わせる方法は寝る前のナイトハンドケアで紹介しています。

「乾燥してきた」と感じたとき

決まった時間だけでなく、手がつっぱる、カサつくと感じたときにこまめに塗り直すのも大切です。台所、洗面所、バッグ、職場の机など、手の届く場所に置いておくと塗り忘れを防げます。

量を増やすより「回数」と「塗り方」を意識する

乾燥がひどいときほど、一度にたくさん塗りたくなりますが、ベタつきが残ると手を洗いたくなったり、すぐにふき取ってしまったりしがちです。一度の量は適量にして、塗る回数を増やすほうが続けやすい場合もあります。

また、同じ量でも塗り方で行き渡り方が変わります。手のひらで軽く温めてから手の甲に広げ、指を1本ずつ包むようにして、最後に爪まわりや指の間までなじませましょう。乾燥しやすい指先には、少量を重ねづけするのもおすすめです。ハンドクリームの種類や成分の違いが気になる方は、ハンドクリームの選び方とハンドクリームの主な成分ガイドもあわせてご覧ください。

よくある質問

1日に何回まで塗っていいですか?
一般的な化粧品のハンドクリームであれば、乾燥を感じたときにこまめに塗り直してかまいません。薬用(医薬部外品)や医薬品の場合は、表示されている用法・用量を確認してください。
たくさん塗ったほうが保湿されますか?
量を増やしても、手になじみきらない分はベタつきとして残りやすくなります。適量をていねいに塗り、乾燥を感じたら塗り直すほうが、手肌にも日常の動作にも負担が少なく続けやすいでしょう。
塗るとかゆくなったり、赤くなったりします。
使用を中止して様子を見てください。症状が続く場合や、手荒れがひどくなっていく場合は、使っている商品を持って皮膚科で相談しましょう。
まとめ

ハンドクリームの適量は、商品の目安量を基準に「指先まで届き、しばらくしてなじむくらい」に調整するのがポイントです。手洗い・水仕事の後、外出前、寝る前を中心に、乾燥を感じたらこまめに塗り直しましょう。

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